Blog

ブログ
ブログ

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」4

オリジナルウッドの坂本です。
前回は「シックハウス症候群」について少しお話しさせていただきました。

私は同じアレルギーでも花粉症に悩まされます。
毎年春先になりますとクシャミ、鼻水などで大変です。
材木屋の息子なのに肩身が狭い思いです。

今回は家の柱や土台などの構造材についてお話しします。
「構造材」は家を長期にわたってしっかり支える重要な部分です。
ご存じの方もおいでると思いますが当社の土台、柱等の構造材は東濃ひのき
無垢材を使用してます。

東濃ひのきとは岐阜県と長野県の県境、裏木曽産のひのきです。
冬の気候が厳しい山奥で育ったひのきは良材が多く、建築材として最高レベルです。

私は20年ほど前に父と現地の材木市場を訪れた時、ほのかにピンクがかって芳香が
心地よい東濃ひのきに一目惚れしました。

「でも、高くて使えないんだろうな。」

と思いながら競りを見学していたのですが、落札価格は私の予想よりはるかに安く、
現実味のあるものでした。

以来、当社では直接現地の競りに参加して良材を買い入れています。

「東濃ひのき」といえば国産材の有名ブランドです。

なぜ価格が安いのでしょう。

それはひのきの山を守るための「間伐」があるからなのです。
間伐された地表には、十分な陽光が当たります。
そうしますと草や低木が育ち、地表の土が雨風などから守られ、枯れた草木は肥料
となり豊富な土壌が保全されるのです。

そうして間伐された「間伐材」は小径木として市場に出され割安で取引されます。

ひのきはもともと乾燥性が良くて狂いが少ない木材です。
そして私が使っているひのきの柱はすべて「芯持ち材」です。
芯を持った木材は胴振れに強く建物が強風や地震で動いたとき粘り強く家を支えます。

不幸にも火災が起きたとしても芯が残って倒壊リスクを少なくします。
また心材はシロアリ、腐朽菌にとって「美味しくない部分」で辺材が食われても芯材は
食べ残されることがほとんどです。

「家族が健康で安心して住める家」において材料選びは私は非常に大事なことではないか
と思うのです。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」3

オリジナルウッドの坂本です。

ご存じの方もおられるかもしれませんが平成15年の建築基準法で建材の規制や
24時間換気の設置義務など、居室のVOCレベルを下げるよう法律化されました
新建材に含まれる有害物質が深刻な『シックハウス症候群』を引き起こす恐れがあるからです。
シックハウス症候群の患者数は人口の約127人に1人にもなり社会問題となりました。

こうなるとアスベスト(石綿)の二の舞になるのではという懸念があり、国も放っておけず
法律で規制するようになったのです。

ハウスメーカーが大量生産する規格住宅は工事のスピードアップをはかるため新建材の
割合が多くなります。
MDF(木材チップを接着剤で形成)の窓枠はジャストカットで現場に納入され、大工さんは
作業場で加工する手間が省けます。

塗装も必要なく安くて早いのです。

床材もカラーフロアーと呼ばれる合板ならばサイズは12(15)×303×1818ミリで
無垢材のフローリング(15x90x1820)に比べて施工ははるかに楽になります。

新建材の規制によってホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)は減った
とはいえ決して「ゼロ」になったわけではありません。

☆☆☆☆(Fフォースター)はホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。
住宅の中で使用制限がないというだけのことです。

できるだけ自然素材を使用した方が安全だと思うのです。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」2

オリジナルウッドの坂本です。

私が思う「家族が健康で安心して住める家」とは
------------------------------
・自然素材を使って家族の健康を気遣う家
・しっかりとした構造材を使用し地震などで簡単に倒壊しない家
・ケガ、病気などを予防する家
・ストレスが溜まらない家
・家族の成長に合わせて間取りを変えられる家
・省エネルギーで家計に優しい家
------------------------------
などなど。
これらは、住宅の計画段階でしっかりとアイディアを出し合えばわりと簡単に解消できます。

現在、新型コロナウイルス感染拡大が社会を大きく揺るがしています。

その少し前の話です・・・・ある施主さんの例を一つ挙げます。

毎年冬になるとインフルエンザが流行します。
そのご家庭ではいつもお子さんの帰宅後の手洗いを「家族の決まり事」としているのだそうです。

そこで施主さんが「玄関横に手洗い用の洗面ボウルを取り付けたい」とおっしゃいました。
なるほど、すばらしいアイディアです。

以来、お子さんは毎日学校帰りの手洗いを習慣にしているそうです。

さらに私の提案で内装壁にはインフルエンザウイルスの感染力を大幅に低減する
効果がある漆喰(しっくい)を左官で仕上げました。

これで家族の健康と安心感を高めることができました。
ぜひご参考にして下さい。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」1

私は駆け出しのころ他社の建てた家をよく見学に行きました。
さすがに偽名を使ってアンケートを答えるのは気が引けます。
でも気軽に他社の作品を見ることができる場所があるのです。

それは他社と同時開催中の集合展示場の家。

「○○ホームです!ちょっと見ても良いですか。」
という感じでお互いに行き来しました。

展示場で建てられた住宅は各々自信作ばかりで格好良いものばかり。
でも不思議と「良い家だな」と思う家と「住みたくないな」と思う家があるのです。
それも玄関に入った瞬間からです。
それを先輩に話しますと、

そりゃ、使っている材質が全く違うからだよ、目に見える部分も見えない部分もね。」

確かに太く立派な木材を使用している住宅は玄関に入った瞬間に「凜」とした落ち着きを感じるのです。

大壁仕上げの場合柱は表面には見えてこないのですがそれでも構造的な安心感は伝わってきます。

木製建具枠や金属建具枠には中密度繊維板にプリントシートを貼った素材を
使ったものもあり、何となく質感が軽くプラモデルみたいな感じがします。

当時の住宅はシックハウスや構造偽装の問題など住宅に関する情報はネガティヴなものばかり。

「家族が健康で安心して住める家」とはいったいどんな家なんだろう。

次回から木材業、工務店の立場から私が思う「家族が健康で安心して住める家」
を紹介させていただきます。