今日もお客様との打ち合わせに参加しました。
仲良くて素敵なご家族が設計図を見ながらニコニコしている姿を見て、こちらまで楽しい気分になります。
『笑顔』の回数が多いほど、それは良い家なんだと感じます。
家族の団らんが生まれ、健康的で、固定費が少なく、何よりも『我が家が好き』と思えることが大切です。
そのために何をすれば良いかを考えることが重要です。
幸せが多ければ家づくりは大成功です。
Manager Blog
何組かのお客様に土地探しを依頼されてます。
候補の土地、全部見て回ろうかな。
現地に行かないとわからないことがたくさんありますから。
最近、土地の現況調査項目を自作したのでチェックの見落としは少なくなりました。
いつも思うのですが、古い家を解体したり草刈りしたりするとイメージが一変するんです。
20数年前のことですが、現況が「田んぼ」の土地にお客様を案内しました。
「カエルの声がして嫌です」と。(確かにケロケロ鳴いてました)
でも造成が完成すると素敵な住宅地に変身。
「ここが良いです」ってなりました。
土地は将来像を想像しないといけないんです。
「良い家」を建てたいと常々思ってます。
言うのは簡単ですが、実行しようとすると難しいものです。
「良い家」と一口に言っても、その定義は様々ですし。
デザイン、間取り、性能、耐久性、コストパフォーマンス、住み心地など
思いつくすべての要素を兼ね備えた家を作るのが理想ですが、
現実的には限界もあります。
専門家の常識と一般の方の常識が一致するわけではないように、
ビルダーが考える「良い家」が必ずしも施主にとっての「良い家」
と一致するとは限りません。
テクノロジーの急速な進化により、これまで100年かかった変化が3、4年で起こることもあります。
これまでの「良い家」が、これからは「良くない家」になる可能性もあります。
私は若い施主とお会いする機会が多いですが、みなさんの意見や考えに触れることで、
新たな気づきを得ることもたくさんあります。
自分自身を常にアップデートし、時代に対応していくことが重要なんだと思います。
先日のこと。
建築中の住宅の気密測定測定を行ったそうです。
設計担当のS君が施主さん立ち会いのもとで現場で測定。
「いくつだった?」と私。
「0.15です」とS君。
すごい、新記録です。(これまでの最高は0.3)
いくつというのはC値のことで1㎡あたりの隙間の量(c㎡ / ㎡)を表します。
一般的に高気密住宅をうたってるビルダーで1.0㎠/㎡以下ですからとても0.15はとても良い数値です。
S君は断熱工事の先にも後にも現場を訪れ、隙間をチェックし、見つければ気密テープやウレタンスプレーで埋める作業をやっています。
良い数値がでるのはそのおかげです。
最近『オープンプラン』についていろいろと考えてます。
『オープンプラン』とは住居の間仕切りを少なくして空間に連続性をもたせ、多目的に使えるようにした設計法です。
例えば、キッチンとリビングが一つの大きなスペースになり、住宅の面積にかかわらず開放的な空間を作り出すことができます。
この考え方は、LDKだけでなく、寝室や子供部屋、ファミリークローゼットにも適用できます。
面積の小さな家でも広々とした空間に感じられ、家具やインテリアの配置も自由自在です。
一見とてもシンプル(シンプルなものこそ難しい)。
しかし、スペースの共用、兼用を細かく考えた、良く練られたプランを提案する(ここが重要)。
結果、建築費も安く済みます。
家の出っ張りや引っ込みを少なくすれば地震に強くなり、断熱材・気密シートも施工しやすくなります。
「高性能住宅」の考え方と親和性が高いんじゃないかって思うんです。