こんにちは、Sです!
前回の続き...ある30坪(60畳)お家で夏場に3.0kw分の冷気が必要になるということでしたね。
では定格冷房能力3.6kw(12畳用)のエアコンを選んだとしましょう。
その時のエアコンの負荷率は0.8(3.0kw÷3.6kw)
COP補正は約0.77(補正値はあるところから分かるのですが今回は割愛)
COPというのはエアコンの効率です。(1kwの力で3kwの働きをするとCOPは3)
カタログ上エアコンのCOPが定格運転で5だとすると、実際のCOPは3.85(5×0.77)
あとは計算してみると...
3.0kw÷3.85=0.78kwの力で3.0kwの働きをしている
0.78kw×30円/h=23円(1時間での冷房費)
23円×24H=552円(1日での冷房費)
552円×3カ月=49,680円(3カ月での冷房費)
定格能力3.6kwのエアコンで49,680円の冷房費と分かりました。
次に計算されず家全体で60畳だけど断熱性能がいいらしいから定格能力7.1kw(23畳用)で大丈夫でしょう!てなことをすると...
負荷率3.0kw÷7.1kw=0.42
COP補正0.5
COP5のエアコンで実際のCOPは2.5
3.0kw÷2.5=1.2kwの力で3.0kwの働きをしている。
1.2kw×30円/h=36円(1時間での冷房費)
36円×24H=864円(1日での冷房費)
864円×3カ月=77,760円(3カ月での冷房費)
3.6kwのエアコンで49,680円でしたので差額は約30,000円!
断熱性能が一緒でもエアコンの選び方1つで電気代が変わることが分かりましたね。
「断熱性能を上げると電気代も安くなりますよ」で終わりですか?まだまだコスパを高めることはできます。
計算ばかりで見る気も失せるし、面白くないところかもしれませんが年々気温も電気代も上昇してますのでこれからの暮らしのことを考えると非常に大切なことだと思います。
スタッフS