テレビをつけると連続強盗事件のニュース。
殺人事件まで起きてるわけですから恐怖を感じずにはいられません。
現在着工中の新築住宅では防犯カメラを設置する工事を行っています。
外壁や天井の要所にカメラを取り付け、有線LANでハードディスクに映像データを転送するシステム。
費用はカメラと工費で約50万円。
高いか安いかは捉え方によりますが犯罪の抑止につながるのではないでしょうか。
防犯カメラで注意すべき点は映像データの取り扱いです。
安易に映像をインターネットで流すと個人の肖像権の侵害などの問題が生じます。
インターネットの世界は拡散が早いですから気をつけないといけませんね。
回転寿司でふざけてる動画をSNSに投稿して大問題になってるように。
それはさておき、防犯カメラの設置は今後はもっと増えていくだろうと思っています。
家づくりは自然災害だけでなく犯罪についても考えないといけなくなってるんです。
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コストパフォーマンスの良い家を建てようと思えば最初に考えるべきことは間取りです。
建物は同じ坪数なら総二階に近ければ近いほどコストが下がります。
それと建物の形は正方形に近ければ近いほど外周が短くなります。
基礎の長さは短く、外壁の面積も小さくて済みます。
コンクリート、サイディング、断熱材、雨樋など建材のほとんどの使用量に影響します。
下手な絵で恐縮ですが同じ16坪の家でも正方形と長方形の建物では外周の長さは16間に対して20間です。

さらに正方形に近いほど建物の重心と剛心が近くなり地震による捻じれに強くなります。
コストと耐震の両面で有利になるんです。
今朝の北國新聞に「住宅ローン金利、北國、富山第一銀引き上げ」の記事が載ってました。
北國銀行の基準金利が一律0.2%引き上げされるそうです。
借入3,000万円(2年固定0.35%→0.55%・40年返済)ですと、一年目の返済は31,860円アップします。
今後金利がどのように推移していくかは誰にもわかりません。
だったら金利リスクを考えてフラット35のような長期固定金利で借りようかって思うのですが話はそんなに単純ではありません。
住宅ローンには金融機関独自の「優遇金利」というのがあって店頭表示金利から一定額引き下げられます。
北國銀行ですと2年固定金利で年1.55%(最優遇)の引き下げ。(固定期間終了後の優遇金利についても金融機関に確認する必要があります)
今後の優遇金利の引き下げ率を考慮するとフラット35のほうが総支払額が多くなるかもしれません。
今後金利の上昇があると想定してもです。
それと総支払額を考えた場合、借入経費や団体生命保険料を含めて損得勘定しなければいけないので実際はもっと複雑なんです。
低温による影響で水の不都合がすごいです。
かほく市で5400世帯、宝達志水町で220世帯、志賀町で246世帯、輪島市で1604世帯が断水。
全国放送のニュースでもやってました。
お風呂に入れない、トイレが流せない、ご飯の支度もできないって大変な不便だと思います。
私のところには、「エコキュートが凍結してお湯が出ない」、「トイレの水が流れない」という電話がありました。ちょうどマイナス5℃にもなった日だったので、「凍結が解消すれば直りますよ、一日様子を見て下さい」ってお話しました。
幸いその後はなんともなく直ったみたいです。
メーカーさんにもエコキュートの件で多数の問い合わせがあるのでしょう、私の方にも住設業者さんから凍結予防のメールが来ました。
・ふろ配管の凍結予防は浴槽にお湯を残しておく(循環金具より10cm上くらいまで)ことで、ふろ配管の凍結を予防することができます(外気温によっては完全に防ぐことはできませんが・・・)。
・給湯配管については、保温材や後付の凍結防止ヒーターに頼るしかありません。ただ、ここ5年くらいのパナソニックのエコキュートですと、給湯温度を「水」に設定できますので給湯温度を「水」に設定したうえでちょろちょろと出し続けていただくことで凍結防止できます。
参考になさって下さい。
給湯機器の凍結について(コロナ)
https://www.corona.co.jp/other/post_2.html
エコキュートの凍結予防方法(Panasonic)
https://sumai.panasonic.jp/hp/5qa/5_6b.html
凍結したときの対応と予防方法(ダイキン)
https://n-faq.daikincc.com/faq/show/13562?site_domain=n-faq
昨年の12月にホームページを一部変更して「パフォーマンス」についての記述を追加しました。
オリジナルウッドの住宅が標準仕様でどんな断熱・耐震性能を持っているかを分かりやすくしたんです。
これまで最も重要視してきたのは「木の質感を上手く取り入れたデザイン住宅」。
でも、断熱や耐震を軽視していたわけではないんです。ほとんどの家がZEHクラスで、耐震等級2程度の性能があります。
ただ分かりにくかったんです。
最近は性能の良い家を建てないと税の控除や助成金の面で優遇措置の対象にならないことが多くなりました。
高断熱・高耐震は国の方針なんです。傾向はこれからも続いていくと思います。
もちろん、これからも「木の質感やデザイン性」は大事にしていきます。
それと同じくらい「高い住宅性能」は大事になってきてると感じてるんです。
でも、それらは両立できない関係性ではありません。ここが工務店の技術力の見せどころでもあるんです。