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社長ブログ

間取り

30年近く住宅業界にいますから、どれくらいの数の設計図を見たか覚えがないです。
設計事務所の図面を見積りしただけのものもありますし、他社さんのものもあります。
本当にわからないです。
間取りは家族構成や土地の条件が似ていればそう大きくは変わらないと思います。
人が住む家ですから住心地が良ければ衒いのない設計が良いと思ってます。
私はこじんまりとした家が好きです。
大きいけど居場所がない家ってたまにないですか。
反対に小さくてもちゃんと人の居場所がある家もあります。
「あ〜、ここ良いな」って場所です。
平面図を眺めていてそんな場所を見つけたら嬉しくなります。

輪島

地震後初めて輪島市に来ました。
10年前に新築させていただいたお客様の自宅を点検するためです。
久しぶりにお会いしたご主人は相変わらずフレンドリーで人懐っこい笑顔。
地震で大変なのに遠くから来た私を労ってくれました。
ほんとにいい人なんです、会えて幸せ。

その後、簡単に住宅のインスペクトをしました。
基礎クラック、建具の狂い、ポーチタイルの亀裂などを発見。
それと一部の床に若干の傾きを確認しました。
再度レベルを取る必要があると思いました。
束の調整で直れば良いのですが。
社内で検討します。

5ヶ月ぶりの輪島。
もったいないくらいの眩しい青空と崩れた建物。
簡単ではないでしょう、でも早く美しい輪島に戻って欲しいなぁ。

横倒しになった建物
隆起した下水の蓋

床暖房

とうとう今週末は天気予報に雪マークがつきました。
最低気温は1℃の予報です。
以前もお話したかもしれませんが我が家ではエアコンをほとんど使いません。
エアコンの風で家の中の植物が弱ってしまうからです。
ネコもエアコンはあんまり好きじゃないみたいなんです。
ですから暖房はもっぱら薪ストーブとアラジンのストーブ。
本当に寒いときはファンヒーターも使います。(ネコは温風が嫌みたいです)

じつはもう一つ暖房があるんです。
「サーマ・スラブ」土壌蓄熱床暖房システム。
建物の地下部分にヒーターパネルを埋設し、夜間電力を利用して地中に熱を伝える→地中の熱が大きな蓄熱層を形成し、床面を通して24時間の放射(輻射)を続ける→家じゅう優しい暖かさ
家を新築するときに電気屋さんに薦められました。
玄関タイルや土間コンクリートも暖かくなるのがお気に入り。
イニシャルコストは150〜200万円くらいだと思います。

でも子どもたちが県外へ行ってからは家じゅう暖める必要がないので使ってません。
電気代は家全体で45,000円くらいだった気がします(エコキュートや照明、家電含む)
家族が各々の部屋でエアコンを間欠暖房するのと電気代的にどっちが得かといえば微妙かもしれませんね。

現在は我が家は薪ストーブが一番生活スタイルにあっているみたいです。
でもまたサーマ・スラブに戻るかもしれません。
暖房も家族のライフスタイルで変わるんだと思います。

サーマエンジニアリング株式会社

http://www.therma.co.jp/sama_meka.html

シンプル

住宅デザインは「迷ったらシンプルに」、いつもこう考えるようにしています。

【シンプルじゃない家】のデメリット
①間取りが複雑すぎる→壁が増えます(基礎も増えます)→壁が増えれば建具が増えます→柱も増えます→
価格が高くなります
②窓が多すぎる→夏暑く冬寒くなります→耐力壁が少なくなります→価格も電気代も高くなります(そのうえ地震に弱くなります)
③仕上げにこだわりすぎる→建築材が多くなる→色や質感が雑多になる→個性的すぎて売却困難→資産価値が低くなる

「・・・すぎる」というのが良くないのです。


家づくりで難しいのは「本当に自分が満足するもの」が完成するまでわからない点です。


わからないので迷ってしまい、必要以上なことを行ってしまうんです。
結果予算を大幅に超えてしまうと、「本当に自分が満足するもの」にはならないと思います。

「迷ったらシンプルに」が大事ですよ。

電気代

電気料金が更に値上げになるそうです。
北國新聞朝刊によりますと、標準家庭で月々1,346円の値上げになります。
細かい内容や計算は新聞をご覧くださいね。

ビッグマック3個、ポン・デ・リング9個、コメダブレンドは3杯、牛丼並盛3杯の値上げです。
1,346円×12ヶ月で16,152円高くなります。

HEAT20 G2の高断熱住宅と省エネ基準適合住宅(現行の省エネ性能)の電気代の差額は年間約33,593円
[36坪・金沢市のシミュレーション]
4.5kwの太陽光発電を導入すれば差額は約128,486円に広がります。
HEAT20 G2レベルを達成しようと思えば断熱材・サッシで差額60〜70万円程度。
太陽光発電は160〜180万円程度のコストアップです。

住宅ローン減税やこどもみらい住宅支援事業の内容を見ますとZEHレベルでないと今後は制度を使えませんよ、っていってる感じです。
国もこれまで以上に、本気で住宅の省エネを目指しているんだと思います。

北陸電力株式会社

https://www.rikuden.co.jp/index.html