30年くらい前のこと。
ある日上司の商談に同行させていただいた際、上司がこう言いました。
「安かろう悪かろうの家を建ててはいけません」
当時はローコストメーカーが台頭し始めた頃でした。
実際に建物の品質が十分でない事例が多くありました。
私のいたビルダーはクオリティの高いものを建てていると自負してました。
それで上司は、「価格だけで家を選んでしまうと、将来後悔するかも」と伝えたかったのだと思います。
住宅は、人生の中でも最も大きな買い物の一つです。
選択を誤れば修繕や建て替えで多額の費用が発生し、経済的にも精神的にも大きな負担となります。
自動車を例に上げますと、
安物の車をローンで購入→すぐ故障→修理ができないくらい駄目な状態→ローンだけ残る。
こうなると悲惨です。
建物でもあり得ることだと思うのです。
維持・修繕に多額な費用がかからない建物。
工務店の考え方ひとつで住宅に反映される部分です。
それを含めて、コストパフォーマンスだと考えてます。
