お盆に台風が直撃しそうな進路になっているので、ひと足早くお墓参りに行ってきました。
石川県生まれの石川県育ちの私ですが、代々のお墓は五箇山(富山県)にあります。
父までが五箇山で育っていますが、50年ほど前に国道整備のため国道沿いにあった家はもうありません。
昔はそこで仕出しや食料などを扱う商売をしていたそうです。
私も4、5歳くらいまで遊びに行ってたようですが記憶はほとんどありません。
当時は今みたいに道路事情は良くなく、対向車が来れば車を待機させて、一歩間違えたら崖から転落しそうな道路だったことだけははっきりと記憶しています(ーー;)
10年ほど前までは観光バスもたくさんきていましたが、一層高齢化が進み今ではお盆期間に入っても閑散としています。
スーパーやコンビニなどは無いですし、買い物など令和の時代の生活では不便な所だと思います。
でも、なぜだろうか五箇山を訪れると不思議と心が落ち着きます。
空気はきれいだし、街中のような騒音なんかありません。
暑くてもエアコンなんか必要ないし、時間だけがゆっくり流れている感じがします。
お墓参りのたびにいつも想像することがあります。
もし私が五箇山で生まれ育っていたなら、これまでどんな人生を歩んでいたのだろうかと。
五箇山には住んだことはないですが、懐かしさや居心地の良さを感じるのはこの地の「血」が流れているからなんでしょうね。
スタッフY