01 断熱性能
北陸地方は夏は非常に蒸し暑く、冬は厳しい寒波に見舞われます。
住まいの快適性を考えれば、エアコンなどの空調機器で室温を調節することは欠かせません。
住宅全体に占める冷暖房のエネルギー消費はとても大きく、それを抑えるための高い断熱性能は重要なポイントです。
健康で快適に暮らすための断熱水準HEAT20 G2の家
オリジナルウッドの家は標準仕様で北海道レベルの省エネ等級に相当するHEAT20 G2レベル(金沢市)を達成しています。
金沢市を含む6地域における冬に一定時間暖房使用後、無暖房状態での最低温度の温度差を比較すると、H28年基準よりもG2グレードで約5℃の差があります。部屋間の温度差も必然的に少なくなりますので、ヒートショック等の健康面でも効果的です。さらに、2020年義務化予定だったH28年省エネ基準と比べても、約50%の暖房負荷削減となり経済的です。
※UA値:UA値(外皮平均熱貫流率)とは、住宅全体の断熱性能を表す指標です。外皮をつたわって住宅内部から外へと逃げ出す熱量の平均値を表しています。UA値が低いほど、内部から外へと熱が逃げにくく、断熱性能が高いことになります。
HEAT20とは? 日本を8つの地域に区分し、それぞれの気候に適した断熱性能の基準値を定めて、グレードで評価しています。断熱性の高さを示す数値は、UA値を用いています。「H28年省エネ基準」や「ZEH(ゼッチ)」など他の基準よりも、厳しい基準となっています。
高性能樹脂サッシ
オリジナルウッドの家は標準仕様でUA値0.46の高断熱仕様です。
窓は樹脂サッシLow-eペアガラス。アルゴンガスを充填した高性能サッシです。断熱/遮熱/気密性に非常にすぐれています。
柱間に設置された断熱材のほかに、さらに外側に高性能断熱材を設置した付加断熱やトリプルガラス樹脂サッシもオプションでお選びいただけます。
HEAT20対応住宅
HEAT20では、G1は最低室温をおおむね10℃に保つことにしていますが、これは非暖房室の表面結露の防止、すなわち住まいの健康を主目的にしているものです。G2は1・2地域を除けばおおむね13℃、G3はおおむね15℃以上を確保することとしており、これらは室内の温度むらを小さくし、住まい手の暮らしやすさの向上や温度ストレスを考え設定しています。
HEAT20が目指す室内温度環境と省エネ性能
HEAT20 G2の住宅はコスパが良い
原油の価格騰やウクライナ情勢などの要因で、電気料金の値上がりが続いています。様々な原材料が上がっている中で電気代まで値上がりすれば今後さらに家計を圧迫していくでしょう。
左の図ではHEAT20 G2と省エネ基準適合の住宅の光熱費を比較したものです。金沢市(6地域)の木造2階建120.08㎡(36.2坪)でオール電化住宅を想定しています。
シミュレーションによりますと、年間3万3593円安くなります。
さらに4.5Kwの太陽光パネルを導入した場合では年間128,486円もの差額。住宅ローンを含めてシミュレーションした場合、太陽光の導入コストを含めても月額5,647円お得になる計算です。