私は家づくりの仕事に携わって26年になります。
ハウスメーカー時代、そしてオリジナルウッドで多くのお客様とお会いし、住宅の計画についてお話をうかがい、ご相談にのらせていただきました。
私は初回面談の時に必ず話す言葉があります。
「お金の話は苦手なのですが、あえて最初にしますね。一番大事なことですから。」
自分が若い頃は、テンションの下がるようなお金の話をするが嫌でした。
正直に言いますと知識不足でわからないところもたくさんありました。
しかしこうも思いました。
「施主様の予算を聞かないと一番良い提案ができないのではないか。」
「資金計画は建物本体以外にも様々な諸費用がかかる、案外それをご存じない方が多いのではないか。」
「自己資金と住宅ローンの合計がお客様の総予算。その中で計画が収まるように提案することが住宅営業の大事な仕事なのだ。」
お金の話をあまりせずに話をどんどん進めていって、最後にはとんでもない追加額が発生した、という話はよく聞きます。
あとあとお互いにイヤな思いをしないように大事な話をしっかりとする・・・・家は人生でもっとも大きな買い物のひとつです。
ただし、家を建てることで窮して面白みのない家族の生活になってしまっては本末転倒です。
だからお金の話はとても大事なのです。