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「家族が健康で安心して住める家を建てるには」7

オリジナルウッドの坂本です。

今回も引き続き「ケガや病気を予防する家」についてお話しします。
「ヒートショック」という言葉があります。

「ヒートショック」とは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、
室温の変化によって血圧が急激に変化し、脈拍が早くなったりすることです。
ほとんどが冬場のトイレ・洗面・浴室で屋内の温度差が原因で起こります。

ご高齢の方が家庭内で亡くなる原因の4分の1を占めているのがこの「ヒートショック」
によるものです。

では、どのようにして「ヒートショック」を回避すればよいのでしょう。
私が考える方法をご紹介しますね。

1 高気密高断熱使用の家にして全室床暖房にする

これがベストだと思います。
私は何度も外壁断熱の高気密高断熱住宅を手がけました。
床暖房と組み合わせることで家中の温度差を少なくできます。

特に夜中にトイレに起きる場合や冬場の風呂上がりなどは効果が抜群です。
光熱費のことを考えますと「ヒートポンプ式床暖房」がお勧めです。
ただし、建築コスト面でプラスになってしまいます。

2 水廻りに暖房設備を導入する

脱衣室と浴室を同時に温める温風暖房機やトイレ暖房機もメーカーから
販売されています。
ただし熱源が赤外線ヒーターの場合、消費電力が大きい場合があり注意が必要です。

3 寝室にトイレを設ける

布団の中で温められていた身体が暖房のないトイレや廊下へ出たとたん、その温度差で
「ヒートショック」が起こります。

私は以前、一階の寝室の中にトイレを設けたことがあります。
予算や坪数の問題もあるでしょうが、施主さんに大変喜ばれました。

最近のタンクレストイレは場所も取りませんし音も静かです。

その他のお勧めは・・・・

高齢者が一人で入浴する場合、家族がこまめに浴室のチェックをすること。
それと浴室と、キッチンで会話ができるインターホンがあれば安心です。

最近では給湯器のリモコンに通話機能付きの物が多いので普段から使い方に
慣れておいた方がいいですね。

トイレや洗面脱衣室にも非常用のブザーを取り付けることも一案です。
丸いボールの付いたひもを引っ張ると大きな音が鳴り、家族に非常事態を伝えるものです。

ヒートショックは必ずしも高齢者にとってだけではありません。

・高血圧や糖尿病、動脈硬化の方
・肥満気味の方
・お酒を飲んだ後にお風呂に入る方など

もし当てはまる点がありましたら水廻りの暖房などを考えられてはいかがでしょう。