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「家族が健康で安心して住める家を建てるには」6

オリジナルウッドの坂本です。

今回は「ケガや病気を予防する家」についてお話しさせていただきます。

厚生労働省発表の人口動態統計によりますと家庭内事故死者は年間1万人以上と、
交通事故死に迫る勢いです

家庭内で負傷した人は推定で年間40万人前後なのだそうです。
一番安心できる場所であるべき家の中でこれは驚くべき事実です。

これらをじっくり考えますと、「設計段階で考慮できること」がほとんどです。
段差が少なく、通路の幅が広いバリアフリーを重要視した設計は当然意識しな
ければなりません。

今現在は不都合なくても20年後、30年後の先を考え、なるべく無意味な段差は
控えるべきです。

※無意味ではない場合・・・・例えば対面キッチンで奥さんとカウンターに座る家族が
会話を楽しむような場合、30センチ(2段)くらいキッチンのフロアレベルを下げ
ても良いと思います。

家族のコミュニケーションはとても大事なことです。
木製建具のドアはなるべく引き戸にするべきです。

子供やお年寄りがドアの蝶番側に手を挟む事故は非常に多くとても危険です。
出会い頭に開けたドアが家族に衝突、ということもよくある事故です。

ドアの場合、開けっ放しだとだらしなく感じるのですが引き戸は開けておいた状態も閉めて
おいた状態も「正常な状態」です。
夏は引き戸を開けて風通しをよくすればエアコンに頼らない生活も可能かもしれません。

窓の位置も重要です。
特に寝室でベッドの頭の方に中連窓がある場合、冬場になると窓ガラスで冷えた空気が
カーテンの下から回り込んで降りて来ます。

これをコールドドラフト(室内の下降冷気)といいます。
そうしますと眠っている時に冷たい空気を吸い込んでしまいます。
当然喉を痛めたり風邪をひきやすくなってしまいますよね。

ベッドと窓の位置関係は設計段階で充分考慮しておくことが大事なのです。
昔から「家は3度建てなきゃ思ったようにならない。」といわれる方がいます。

これは住んでみて初めて分かった不都合を繰り返さないようにすれば3度目には
良い家が建つということなんだと思います。

でも、3度も家を建てられる人などめったにいませんよね。
特に最近の家は構造的にもしっかりしていて「まともな業者」が施工した家なら
メンテナンスをちゃんとすれば50年は住まいできます。

3度も建てることは普通はないと思います。
私は経験上、「家は段階で7割住み心地が違ってくる」と思ってます。

3度も建てなくても、じゅうぶん準備と時間をとって計画を進めればきっと良い家が建ちますよ。