オリジナルウッドの坂本です。
今回は「内装材」についてお話しさせていただきます。
内装材とは壁や天井、フローリングなどの室内の仕上げ材のことです。
直接肌に触れる部分ですから建築の時によく考えて材質を選びます。
私がこれまでつくってきた住宅の中でお勧めできる例を紹介します。
『壁材』
珪藻土クロス、しっくいクロスなど性能の良いものもありますがやはり
「珪藻土の左官仕上げ」がお勧めです。
七輪の材料として昔から使われてきた珪藻土は調湿・脱臭効果に優れ
カビやダニの発生を抑制します。
窓ガラスの結露も珪藻土壁の調湿効果のおかげでずいぶん少なくなります。
価格は一般的なクロスの4~5倍くらいです。
もう一つお勧めは「ルナファーザー&ほたて貝殻漆喰仕上げ」
「ルナファーザー」は再生紙と木片チップのみの塗装下地紙壁紙です。
その上にほたて貝殻からできた漆喰をローラー仕上げします。
珪藻土同様、調湿効果にすぐれています。
さらに良いのは重ね塗りも可能なため、ご家族で簡単にメンテナンスと
リフレッシュが可能な点です。
漆喰を左官で仕上げるよりも安価で済みます。
『床材』
無垢のフローリングがお勧めです。
樹種は色や質感が気に入ったものを使われれば良いと思います。
ただし、柔らかい木を使いますと表面に傷が付きやすいので
椅子などを使う部屋では硬い木を使った方が無難です。
注意しなければいけないのはなるべく無塗装のフローリングを選ぶことです。
無垢のフローリングはF☆☆☆☆などの規格基準は特に設けられてません。
中国産などは塗装材の成分などが気になります。
無塗装のフローリングにアウロ、オスモ、リボス、蜜蝋などの自然ワックスを
かけた方が安心です。
価格は一般的な複合フローリングの2倍程度になります。
ですから場合によってはリビングのある1階は無垢フローリング、
2階は複合フローリングでコストの調整をはかる考え方もあります。
私のお薦めはやはりヒノキの無垢フローリングです。
少し柔らかいのは難点ですがほんのりピンクがかった木肌と木目の美しさは
何とも言えない質感です。
東濃ひのきのフローリングは狂いも少なくお勧めです。
価格は現地で競りによる購入なので私には安く手に入ります。
実際に床に張った姿をご覧になりたい方はご連絡下さいね。