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「家づくりとお金の話」 2

もし私が皆さんと同じような立場でこれから家を建てようと思ったらやっぱり「いったい全部でいくらかかるんだろう」ということが一番の心配事になると思います。

ではそのポイントを簡単に説明します。

「家づくりとお金」について基本となるものが「資金計画」というものです。
会社で例えるなら「事業計画」ですね。

具体的に話しますと、家づくりの総予算は「自己資金」+「住宅ローン」が一般的です。
そして総予算の中で振り分けられる主なものが下記の通り。
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・建物予算(建物本体金額と消費税)

・土地予算(不動産仲介手数料や施設負担金など)

・借入経費(銀行の事務手数料や保証料、担保設定料、印紙代、火災保険料など)

・建物に関する経費(表示保存登記料、水道引込工事、給水申込料など)

・土地に関する経費(所有権移転登記料、地目変更登記料など)

・付帯工事費用(本体工事以外の工事、外構、照明、カーテン、地盤改良など)
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家づくりには建物以外にもいろいろな経費がかかるものですね。

ハウスメーカーや大手ビルダーの営業ならば商談の中で「資金計画書」を作成してくれると思います。
書式は各メーカーによってまちまちなのでしっかりと説明を聞くことが大事です。

家を建てた人が「※※万円も追加でかかっちゃった。」などと言うのは資金計画でいう本体以外の工事の説明を聞いてなかったことが多いのです。

大工さんや地元の工務店などは「資金計画」自体無い場合もありますので注意して下さい。

「家づくりとお金の話」 1

私は家づくりの仕事に携わって26年になります。

ハウスメーカー時代、そしてオリジナルウッドで多くのお客様とお会いし、住宅の計画についてお話をうかがい、ご相談にのらせていただきました。

私は初回面談の時に必ず話す言葉があります。

「お金の話は苦手なのですが、あえて最初にしますね。一番大事なことですから。」

自分が若い頃は、テンションの下がるようなお金の話をするが嫌でした。
正直に言いますと知識不足でわからないところもたくさんありました。

しかしこうも思いました。

「施主様の予算を聞かないと一番良い提案ができないのではないか。」

「資金計画は建物本体以外にも様々な諸費用がかかる、案外それをご存じない方が多いのではないか。」

「自己資金と住宅ローンの合計がお客様の総予算。その中で計画が収まるように提案することが住宅営業の大事な仕事なのだ。」

お金の話をあまりせずに話をどんどん進めていって、最後にはとんでもない追加額が発生した、という話はよく聞きます。

あとあとお互いにイヤな思いをしないように大事な話をしっかりとする・・・・家は人生でもっとも大きな買い物のひとつです。

ただし、家を建てることで窮して面白みのない家族の生活になってしまっては本末転倒です。
だからお金の話はとても大事なのです。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」9

私は「家づくり」に関しての問題点はほとんど設計段階で解消できると思っています。

「施主様」、「設計士」、「私」がテーブルを囲んで三位一体で住まい方を話し合うことが当然なことだと考えてます。

しかしながら、当然なことが当然行われていないケースが多々あるのです。

大手ビルダーでは設計した建築士本人が施主様に直接お会いすることはほとんどないと思います。

設計する人と施主様が一度も顔を会わせることがないということなのです。

そうなると当然設計士は家族に対する思い入れが希薄になり事務的に設計を進める形になります。

営業側は早く設計図が欲しいものですから設計士に急ぐように指示します。
結果、似たようなプランが多くなっていきます。

「注文住宅」とは設計士と間取りを話し合いながら図面を引いていき、使う建築部材や設備を施主が選んで決めていくものだとお考えではありませんか。

私は当然そうあるべきだと思っています。

企画住宅は家族が家に合わせて生活スタイルを決めるやり方。
注文住宅は家族の生活スタイルに合わせて家を建てるのです。

今後何十年と住まいする家です。

家族の思い出の多くは「家」という舞台で築かれるのだと思います。

「家づくり」は「施主」、「設計士」、「営業」がテーブルを囲んで

家族の住まい方について、些細なことでもじっくりと話し合う・・・・

そしてカタチとなった設計図こそ「人間らしく温かみのある家」となる。

これが本来の姿ではないでしょうか。







「家族が健康で安心して住める家を建てるには」8

北陸はオール電化住宅の普及率が全国的に見て非常に高い地域です。

ご存じの通り「オール電化住宅」とは、給湯に「エコキュート」などの電気給湯器、
調理に「IHクッキングヒーター」を設置された住宅のことです。

ガスと比べ不完全燃焼、ガス漏れ引火などがないので比較的安全といわれてます。
実際に私が手掛ける住宅の80%以上はオール電化住宅です。

一時、ガス調理器の火が起毛した衣類に燃え移り大火傷を負った事故が報じられました。
開放型ガス湯沸かし器のガス漏れ故障で多くの方が亡くなられました。

リフォームの場合は既存の配管の絡みや分電盤の容量などの都合上お勧めしにくい場合も
あるのですが、新築ならばやはり「オール電化住宅」が良いのではないでしょうか。

電気料金のメニューを上手く利用すれば光熱費も安くなります。
ある施主さんはエネルギー代が電気と水道になり毎月の光熱費が把握しやすくなり、

家族の節約意識が高まったと聞いたこともあります。

一方でデメリットもあります。

熱源、動力源をすべて電気に頼っているので停電時には何もできなくなる恐れがあります。

敢えて「オール電化住宅」を選択しなかったご家庭もありました。

理由は、小さいお子さんに「火は熱くて危険なものだ。」ということを教えてあげたい、
という理由でした。

なるほど、ご家庭の中で教育にテーマを持った素晴らしいアイディアだと思いました。

そこで私の提案は、将来お子さんが大きくなり住まい方が変わったときのために
IHクッキングヒーター用の200Vの電源をあらかじめとっておく、ということ
そうすれば後で最小限の工事でIHクッキングヒーターに交換できます。

施主さんも賛成していただきました。

家は将来の事をいろいろとシミュレーションして計画しなければいけません。
もし私でお役に立てる事がありましたら、メールでご連絡下さいね。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」7

オリジナルウッドの坂本です。

今回も引き続き「ケガや病気を予防する家」についてお話しします。
「ヒートショック」という言葉があります。

「ヒートショック」とは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、
室温の変化によって血圧が急激に変化し、脈拍が早くなったりすることです。
ほとんどが冬場のトイレ・洗面・浴室で屋内の温度差が原因で起こります。

ご高齢の方が家庭内で亡くなる原因の4分の1を占めているのがこの「ヒートショック」
によるものです。

では、どのようにして「ヒートショック」を回避すればよいのでしょう。
私が考える方法をご紹介しますね。

1 高気密高断熱使用の家にして全室床暖房にする

これがベストだと思います。
私は何度も外壁断熱の高気密高断熱住宅を手がけました。
床暖房と組み合わせることで家中の温度差を少なくできます。

特に夜中にトイレに起きる場合や冬場の風呂上がりなどは効果が抜群です。
光熱費のことを考えますと「ヒートポンプ式床暖房」がお勧めです。
ただし、建築コスト面でプラスになってしまいます。

2 水廻りに暖房設備を導入する

脱衣室と浴室を同時に温める温風暖房機やトイレ暖房機もメーカーから
販売されています。
ただし熱源が赤外線ヒーターの場合、消費電力が大きい場合があり注意が必要です。

3 寝室にトイレを設ける

布団の中で温められていた身体が暖房のないトイレや廊下へ出たとたん、その温度差で
「ヒートショック」が起こります。

私は以前、一階の寝室の中にトイレを設けたことがあります。
予算や坪数の問題もあるでしょうが、施主さんに大変喜ばれました。

最近のタンクレストイレは場所も取りませんし音も静かです。

その他のお勧めは・・・・

高齢者が一人で入浴する場合、家族がこまめに浴室のチェックをすること。
それと浴室と、キッチンで会話ができるインターホンがあれば安心です。

最近では給湯器のリモコンに通話機能付きの物が多いので普段から使い方に
慣れておいた方がいいですね。

トイレや洗面脱衣室にも非常用のブザーを取り付けることも一案です。
丸いボールの付いたひもを引っ張ると大きな音が鳴り、家族に非常事態を伝えるものです。

ヒートショックは必ずしも高齢者にとってだけではありません。

・高血圧や糖尿病、動脈硬化の方
・肥満気味の方
・お酒を飲んだ後にお風呂に入る方など

もし当てはまる点がありましたら水廻りの暖房などを考えられてはいかがでしょう。