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「家族が健康で安心して住める家を建てるには」3

オリジナルウッドの坂本です。

ご存じの方もおられるかもしれませんが平成15年の建築基準法で建材の規制や
24時間換気の設置義務など、居室のVOCレベルを下げるよう法律化されました
新建材に含まれる有害物質が深刻な『シックハウス症候群』を引き起こす恐れがあるからです。
シックハウス症候群の患者数は人口の約127人に1人にもなり社会問題となりました。

こうなるとアスベスト(石綿)の二の舞になるのではという懸念があり、国も放っておけず
法律で規制するようになったのです。

ハウスメーカーが大量生産する規格住宅は工事のスピードアップをはかるため新建材の
割合が多くなります。
MDF(木材チップを接着剤で形成)の窓枠はジャストカットで現場に納入され、大工さんは
作業場で加工する手間が省けます。

塗装も必要なく安くて早いのです。

床材もカラーフロアーと呼ばれる合板ならばサイズは12(15)×303×1818ミリで
無垢材のフローリング(15x90x1820)に比べて施工ははるかに楽になります。

新建材の規制によってホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)は減った
とはいえ決して「ゼロ」になったわけではありません。

☆☆☆☆(Fフォースター)はホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。
住宅の中で使用制限がないというだけのことです。

できるだけ自然素材を使用した方が安全だと思うのです。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」2

オリジナルウッドの坂本です。

私が思う「家族が健康で安心して住める家」とは
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・自然素材を使って家族の健康を気遣う家
・しっかりとした構造材を使用し地震などで簡単に倒壊しない家
・ケガ、病気などを予防する家
・ストレスが溜まらない家
・家族の成長に合わせて間取りを変えられる家
・省エネルギーで家計に優しい家
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などなど。
これらは、住宅の計画段階でしっかりとアイディアを出し合えばわりと簡単に解消できます。

現在、新型コロナウイルス感染拡大が社会を大きく揺るがしています。

その少し前の話です・・・・ある施主さんの例を一つ挙げます。

毎年冬になるとインフルエンザが流行します。
そのご家庭ではいつもお子さんの帰宅後の手洗いを「家族の決まり事」としているのだそうです。

そこで施主さんが「玄関横に手洗い用の洗面ボウルを取り付けたい」とおっしゃいました。
なるほど、すばらしいアイディアです。

以来、お子さんは毎日学校帰りの手洗いを習慣にしているそうです。

さらに私の提案で内装壁にはインフルエンザウイルスの感染力を大幅に低減する
効果がある漆喰(しっくい)を左官で仕上げました。

これで家族の健康と安心感を高めることができました。
ぜひご参考にして下さい。

「家族が健康で安心して住める家を建てるには」1

私は駆け出しのころ他社の建てた家をよく見学に行きました。
さすがに偽名を使ってアンケートを答えるのは気が引けます。
でも気軽に他社の作品を見ることができる場所があるのです。

それは他社と同時開催中の集合展示場の家。

「○○ホームです!ちょっと見ても良いですか。」
という感じでお互いに行き来しました。

展示場で建てられた住宅は各々自信作ばかりで格好良いものばかり。
でも不思議と「良い家だな」と思う家と「住みたくないな」と思う家があるのです。
それも玄関に入った瞬間からです。
それを先輩に話しますと、

そりゃ、使っている材質が全く違うからだよ、目に見える部分も見えない部分もね。」

確かに太く立派な木材を使用している住宅は玄関に入った瞬間に「凜」とした落ち着きを感じるのです。

大壁仕上げの場合柱は表面には見えてこないのですがそれでも構造的な安心感は伝わってきます。

木製建具枠や金属建具枠には中密度繊維板にプリントシートを貼った素材を
使ったものもあり、何となく質感が軽くプラモデルみたいな感じがします。

当時の住宅はシックハウスや構造偽装の問題など住宅に関する情報はネガティヴなものばかり。

「家族が健康で安心して住める家」とはいったいどんな家なんだろう。

次回から木材業、工務店の立場から私が思う「家族が健康で安心して住める家」
を紹介させていただきます。

「スマートな空間、生活スタイルの家をつくるには」 6

オリジナルウッドの坂本です。

前回はお気に入りのアイテムを取り入れることを前提とした空間づくりについてお話ししました。

私のなら読書とDVDでの映画鑑賞が好きなのでリビングに本棚と
大画面液晶テレビを配置することを前提とした空間づくりを考えます。

今回は「スマートな空間づくりと設計」についてお話しします。
家の計画を進めていく上で「一番楽しくて一番難しい」のが設計図を決める作業です。

当然、建築士と何度も話し合い「積んだり崩したり」しながら進めていくことになります。

建築士と直接会うことなく設計図を提出するビルダーは論外です。
施主さんと直接面会し、ヒアリング、そしてスケッチなどすることでこれまで気づかなかった
アイディアがお互いに出てきます。

そしてより感情のこもったご提案ができると思うのです。

建築士と一般の施主さんが考える設計図の違いは何だと思いますか。

それは空間を2Dではなく3Dで考えるところです。
例えばリビングの天井を吹き抜けのある勾配天井にしようとすると
上の階には部屋はとれません。
二階建て住宅であれば一階と二階の間取りを同時に考える必要があります。

それと家の内観デザインを考えながら外観デザインも考えます。
最近の流行はワンルームを基調としたシンプルな間取りです。

大きな空間をつくろうとすれば梁のスパンが大きくなり、
強度的な問題も考慮しなければいけません。
そうすることにより与えられたスペースの中でダイナミックな空間づくりができます。

建築士は家族構成(現在と将来)、家族の住まい方、趣味、構造強度、そして予算。
これらを念頭に置きながら経験に従って設計を進めます。

「スマートな空間、生活スタイルの家をつくるには」 5

オリジナルウッドの坂本です。

前回はLDKを手軽でしかも大きく空間イメージを変えられる
「キッチンや造作家具」のリフォームをご紹介しました。

今回は新築の場合の「スマートな空間、生活スタイルの家」をつくる方法です。

リフォームは建具や間仕切り壁を取り払う程度でしか空間を広げらません。
構造上重要な柱や筋交いは取れませんので空間づくりの自由度は下がります。
新築の場合は一から建物をつくるわけですから、思い切った空間デザインが可能です。

例を挙げますと、

・登り梁を架ければ開放的な羽目板張りの勾配天井ができる。
・構造上強度の高い梁を使えば、ワンルームを基調としたシンプルで大きな空間が可能。
・リビングとシームレスに使える大きなウッドテラスやバルコニー。
・断熱の性能が良ければ天井いっぱいの大きな窓やトップライトも取り付けられます。
など。

私の経験を申し上げますと「どんな住まい方をしたいのか」をはっきりさせておいた方が
満足出来る家に仕上がると思います。

雑誌やチラシの切り抜きでもかまいません。

実際にあった話をしますと設計図が決まった後、
奥様の要望でシステムキッチンだけ変更になりました。
「トーヨーキッチン」のおしゃれなシステムキッチンです。

ところが図面の中に配置してみるとどうもしっくり来ないのです。
キッチンは納まるのですがパンフレットのような空間イメージになりません。
考えたあげく勾配天井にしてキッチンに負けない空間デザインにやり直しました。

その結果、施主さんに大変喜んでいただきました。
「おしゃれなシステムキッチンを入れる前提でキッチンの計画をする。」
ことが重要だったのです。

その方が空間のテーマやコンセプトが決めやすくスマート空間に近づきます。
他にも同じような事があると思うのです。

大画面液晶テレビやソファー、ダイニングテーブルやチェアーなど。
お気に入りのアイテムが自然におさまるような空間づくりを
考えてみてはいかがでしょうか。